陰翳礼讃(7) 谷崎潤一郎

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日は谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」その7を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
豆腐の味噌汁と、白ごはんという、ごくありきたりなものであっても、谷崎潤一郎が描くとこれがすこぶる美しいんです。これはなんというか、伝統的な日本画家よりも、谷崎潤一郎はじつに自由で、独特なことを書く作家なんだなあと思いました。日本画で、豆腐の味噌汁と白ごはんの美しさを描きだした人は、有名なところではほとんど無いような気がします。 
 
 
日本料理のお吸い物は、味わうものと言うよりも、見て楽しむもので、薄闇の料亭でこれを食すときには、さらには瞑想的な存在となるのだ、と言うんです。しょう油の色合いまでをも、美だ! と言うんです。谷崎潤一郎はとくべつに流麗な文体なので、ほんとうにそう思えてくる……。しょう油が美しい……普通書かないことを堂々と描ききってしまう、というのはなんだかパンクだ、と思いました。
 
 

 
 
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/ineiraisan07.html
(約5頁 / ロード時間約30秒)
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら
 
 
 
 






明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください













top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入 





 


Similar Posts:

    None Found