

今日は寺田寅彦の「自然現象の予報」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
平成30年7月豪雨で被害にあわれた方々に謹んでお見舞い申し上げます。ごく少額ではありますが、こちらのYahoo!ネット募金に参加しました。
今回は天気予報について論じた、近代の科学者の随筆を読んでみました。寺田寅彦は、世人と科学者の思考の差異について、こう指摘しています。
いかなる測定をなす際にも直接間接に定め得る数量の最後の桁には偶然が随伴す。多くの世人は精密科学の語に誤られてこの点を忘却するを常とす。
どれだけ精密に科学を展開しても、細部で偶然が生じたり、その偶然の蓄積で想定外の事態が起きたりというのは、つねに付きものだと100年前から考えられていたようです。ほかにも地震予測の難しさについて論じられていました。大正5年、1916年の随筆です。

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(約10頁 / ロード時間約30秒)
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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