

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その14を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
「彼等はわたしを悪人と呼んだ」という詩の言葉が印象に残る作品で、ハイネの二段構成のおもしろさが出ているように思いました。今回のいくつかの詩を読んでいて、ハイネは普段なら入ってこない概念を、重要な箇所にもぐり込ませるのが上手いんだなあと、思いました。
ハイネの伝記をちょっと今読んでいるんですけど、ハイネは手紙の中で自分の詩を「美しい余技にすぎない」と考えつつも、激動の時代を生きる人々の中で恋愛詩を描き続けた。ハイネはユダヤ人として学生時代に排撃されたり、その詩を批評家から「愛なき愛欲の詩/人間性の乏しさ」と酷評されて生きていて、大人気の詩人であるにもかかわらず、それとは裏腹の人生を歩んできている……。
ハイネは愛情について書くときに、いつも対置する概念をそこに書くんです。明るいだけの恋を描かないし、暗い世界に何かを対置させる。ハイネはこう記します。
わたしは悪魔とよぶものを
地獄も地獄の苛責も信じない
わたしはたゞおまへの眼を信じる
それからおまへのよくない心を信じる
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/heine14.html
(約1頁 / ロード時間約30秒)
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明かりの本は新サイトに移行しました!
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明かりの本 新サイトURL
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(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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