今日はゲーテの「ファウスト」その(47)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
ファウストがついに完結です。おどろいたんですけど、あのファウストで有名な言葉「時よ止まれ、おまえは美しい」と、主人公はじつは宣言していないんですよ。そういう理想の瞬間を迎えたい、と記されています。そのために生きているかぎりどこまでも……という最期でした。
メフィストフェレスはありとあらゆる悪魔を呼んできて、ファウストの亡骸と魂をもらい受けようとするのです。しかしそこに天使たちがあらわれて……。くわしくは本文をごらんください。ここは日本の最も古い古典文学でもたしかにこれと同形の結末があるので、世界共通の物語だ、という感じがしました。ほんとに読み応えのある文学作品なので、興味のある方はぜひはじめから読んでみてください。今回、読みやすさを重視したシンプル表示の縦書き版というのを用意してみました。またamazonで紙の本を買って読むのがいちばん読みやすいかもしれません。
ゲーテはこの物語の後半で「母たち」という存在を悪魔に対置させたのですが、このクライマックスではその存在に連なる神秘的な展開がありました。懐かしい人もしっかりと登場します。ゲーテは最後、こう記します。
永遠に女性なるもの、
我等を引きて往かしむ。
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/faust47.html
(約20頁 / ロード時間約30秒)
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※ 47巻で全話完結です。
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら(最新のPCブラウザやipadにも対応)
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※ 縦書きテキスト版は、1巻から50巻で全話完結です。
明かりの本は新サイトに移行しました!
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明かりの本 新サイトURL
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(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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