

今日は小川未明の「王さまの感心された話」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
この世界が造られましたときに、三人の美しい天使がありました。
という一文からはじまる、小川未明が描きだす天使の物語なんですが、子どものころに感じていた世界のいくつかは、小川未明がつくったものが、たとえば絵本やこどもの教育番組を経由して、知らぬ間に人びとの心に堆積していたのではないだろうかと思うような、典型的というか内在的というか、印象深い童話でした。
最初の3段落1ページぶんを読んで、こういう空想を幼い頃にえんえん考えていたのを思いだしました。
みんなは、それぞれこの世界が造られるはじめてのことでありますので、なにかに姿を変えなければなりませんでした。
「よく考えて、自分のなりたいと思うものになるがいい。けれど、一度姿を変えてしまったなら、永久に、ふたたびもとのような天使にはなれないのだから、よく考えてなるがいい。」と、神さまは申されました。
「よく考えて、自分のなりたいと思うものになるがいい。けれど、一度姿を変えてしまったなら、永久に、ふたたびもとのような天使にはなれないのだから、よく考えてなるがいい。」と、神さまは申されました。
このあとに現れる王様の、その正直さ間抜けさ好奇心の強さが、良いんだなあーと思いました。

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