今日は中原中也の「山羊の歌」その19を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
遠藤周作原作の映画『沈黙』を見にいったんですけど、その中に「沼」という言葉が出て来るんです。原作には、沼という言葉が12回記されている……。
中原中也も、今回の詩で「沼」と書いている。作家は、古き詩人の詩の言葉を暗記していて憶えていて、それで沼と書いたのか。それとも、まったく偶然に同じ言葉が、みごとに配置されたのか。なんだか文学作品同士が静謐な共鳴を成しているように思いました。
中原中也は、こう記します。
ためいきは夜の沼にゆき、
瘴気の中で瞬きをするであらう。
その瞬きは怨めしさうにながれながら、パチンと音をたてるだらう。
木々が若い学者仲間の、頸すぢのやうであるだらう。
続きは本文をご覧ください。
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/yaginouta19.html
(約1頁 / ロード時間約30秒)
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら
全文はこちら (全文のヨコ書きはこっち)
明かりの本は新サイトに移行しました!
URLの登録変更をよろしくお願いいたします。
明かりの本 新サイトURL
https://akarinohon.com
(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
・top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入
Similar Posts:
- None Found