今日は柳田國男の「こども風土記」その12を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
昔は土の柔らかさや、土の状態を知ることが、重要な場合が多かったわけで、柔らかい土に枝をさして遊ぶ「ネッキ」あるいは「ネンガラ」というゲームが、子どもたちのあいだで流行した。けれども柔らかい土が人々の暮らしから失われて、コンクリートやアスファルトが増えてゆくと、この遊びも消え去っていった。
ちょうどPCがどの企業にも導入されていった20世紀末に、子どもたちはゲーム機に夢中になったわけで、大人たちの仕事と子どもの遊びは繋がっているところが多い。
それからもしかすると、ネットしか情報源の無いぼくたちが知らないだけで、「根ッ木」遊びも、ネットが導入されていない農村の家々や、世界中にある豪農の庭先では、ごくふつうにこれを今も遊んでいるのかもしれないなあ……と空想しました。誰も言葉にしないところを柳田国男が書いているのだ、と思いました。
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https://akarinohon.com/migration/kodomo_fudoki12.html
(約5頁 / ロード時間約30秒)
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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