日付のない日記 堀辰雄

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今日は堀辰雄の「日付のない日記」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 

作家が小説のような文体で、文学の紹介をしているのが、なんだが好きなんです。本を書く人が、本のことを書いている、というのに興味があります。
 
 
こう、冒険家が地図を書き残しているのを発見したような、島の宝箱の中にあった絵地図のような、マトリョーシカの中のマトリョーシカとでも言うのか、猫型ロボットのポケットというか、なんだか入れ子構造というか、そういうのを連想します。
 
 
堀辰雄は、プルーストの作品と、ジェイムズ・ジョイスの「ユリシーズ」について論じているのですが、プルーストはバルザックの文学性に近く、ジョイスはフローベルに近いと、述べています。本文はこうです。
 
 
  プルウストはいい。實に氣隨きずゐ氣ままだ。一ペーヂ、二ペーヂと、その投げやりな筆につい引かれて讀んで行くうちに、忽然として、私の眼の前にはさまざまな人物が丁度バルザックの小説の中でのやうに、鮮やかに浮んでくるのである。……
 
 
堀辰雄は更級日記の魅力について書きしるしています。こんど現代語訳を読んでみたいなあと思いました。
 
 
むずかしい言葉を調べてみました。

ノンシャラン (ノン・シャランス)
 
 
晝(=昼 ただの旧字です)
畫(=画 ただの旧字です)
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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