

今日は山村暮鳥の「聖三稜玻璃」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
これは音楽のように言葉の響きを楽しむ詩集なのかなと思いました。自分は詩の歴史にくわしくないのでこれがどういう位置にあるのか良く判らないんですが、戦前の1915年の詩にしては、かなり超然としていて現代的なものに思えます。リフレインしつづける詩まであって、ミニマルアートっぽいなと思いました。この詩が好きになりました。
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
かすかなるむぎぶえ
いちめんのなのはな
「誘拐かすてえら」とか「殺人ちうりつぷ」という詩の言葉があるんですが、10年まえの椎名林檎の歌詞みたいです。それからこの詩も美しいです。
手
みきはしろがね
ちる葉のきん
かなしみの手をのべ
木を搖(ゆす)る
一本の天の手
にくしんの秋の手。
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