頸の上のアンナ チェーホフ

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今日はチェーホフの「頸の上のアンナ」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 

ほとんどおじいさんみたいな紳士と、幼く貧しい女が結婚をした。それから……という話しなんですが。
 
 
チェーホフは、みずみずしい少女を描くのが上手いんです。本文こうです。
 

 新夫婦は修道院で二日を送って、都会に戻って来た。二人は官舎に住んでいた。モデスト・アレクセーイチが役所に出掛けた後では、アーニャはピアノを弾いたり、淋しさに泣いてみたり、寝椅子に横になって小説を読んだり流行雑誌の頁を翻したりして時をつぶした。
 
 
ここから先の描写が秀逸なんです。泣いたり怖がったりするヒロインなんですけど、少女の移り気な心情がみごとな文章に転化していて、読んでいてみとれました。
 
 
日本で言うところのハレとケガレの、この心情の差異の表現がすてきで、暗い心情で家に篭もっているところから、ダンスを楽しむまでの描写がすごいんです。貧しい娘と舞踏会という組み合わせは、物語の王道だなと思いました。ファンタジーと異なっているのは、チェーホフが「あの媚びるような、甘い奴隷的崇敬の表情をして彼女の前に立つのであった。」というように書くところとか、オチがアンチクライマックスになっているところだなあとか、思いました。ラストのヒロインの描写が、なんともいえず軽妙なんです。
 
 

 
 
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。

ゲーテは詩心についてこう記します。



わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか

どんなに悩み、どんなに生きたかは

ここなる花輪の花となる

さうして老境もまた青春も

徳も不徳も集めて見れば

また捨てがたい歌となる






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