

今日は柳田國男の「こども風土記」その29を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
子どもの特徴は、大人の行動を模倣したのちにそれを遊びとして改良することだと、いう指摘のあとに「姉さまごと」という謎の言葉が登場します。調べてみると、辞書にも載ってました。大辞泉すごいですね、こんな誰が使うんだという言葉をちゃんと載せている。
あと「バエバエゴク」というムチャクチャにレアな方言については『日本語コロケーション辞典』というネット上のロボットが作った辞書がこれを記載していました。たぶん自動処理で言葉の意味を同定し転載しつつ纏めているサイトなんだと思います。柳田はこう記します。
たとえば備前の邑久郡などで、ままごとをバエバエゴクというのは、釜の下に焚く火を形容した小児語がもとらしい。
柳田は、子供が光るものに夢中になるという特性について指摘しています。この辺りの考察は読んでいて、今回とくに面白かったです。そういえば現代も、子供用の玩具で人気なものはピカピカ光りますよ。

以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/kodomo_fudoki29.html
(約5頁 / ロード時間約30秒)
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明かりの本は新サイトに移行しました!
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明かりの本 新サイトURL
https://akarinohon.com
(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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