ワルナスビ 牧野富太郎

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今日は牧野富太郎の「ワルナスビ」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
植物にも良いのと悪いのがあって……人間から見てどう考えても役に立たない植物に「ワル」と名づけたんだと思うんですけど、調べてみるとたしかに、すこぶる攻撃的な植物なんです。
 
 
まず黄色いミニトマトみたいなこのワルナスビの果実に、毒がある。茎に棘がある。それから、茎を5つくらいに引きちぎると、引きちぎられたところからドンドコ増えるんだそうです。すごい。しかも見た目も悪く、いくら引き抜いて駆除しても、この悪の根が土中に残ってしまって、このワルナスが甦っちゃうそうなんです。なんだかモンスターみたいな植物です。いっぺん育ててみたい気がしないではないです。悪の栄えたためしなし、という慣用句も、このワルナスビには通用しないようです。

 
 

 
 
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。

ゲーテは詩心についてこう記します。



わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか

どんなに悩み、どんなに生きたかは

ここなる花輪の花となる

さうして老境もまた青春も

徳も不徳も集めて見れば

また捨てがたい歌となる






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