

今日は柳田國男の「こども風土記」その22を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
200年くらい前に、旅人に金を撒くように願い出る子どもがいたらしく、そういう貧しい習俗があったらしい。寄付とか喜捨とかとはかなりちがう、旅人と村の子どもの関係性があった。柳田はこう書きますよ。
私には一つの零落の姿としか思われない
あー、なにかこう、仕事にならない仕事というかなんというか無理が生じている、そういう生が描写されている。旅人と村の子。この二者の関わりについて、柳田が描いています。
可愛い童子が樹の上にいるのを見て、
さる稚児と見るより早く木に登り
と口ずさんでいい気になっていると、すぐにその童子が下の句をつけて、
狗のようなる法師来たれば
とやり返した
さる稚児と見るより早く木に登り
と口ずさんでいい気になっていると、すぐにその童子が下の句をつけて、
狗のようなる法師来たれば
とやり返した
猿みたいな幼子だ、と言っちゃう、犬みたいな坊さん。そういえば、犬のおまわりさんって歌がありましたし、これと関連があるのかもしれません……。

以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/kodomo_fudoki22.html
(約5頁 / ロード時間約30秒)
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら
横書きはこっち
明かりの本は新サイトに移行しました!
URLの登録変更をよろしくお願いいたします。
明かりの本 新サイトURL
https://akarinohon.com
(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
Similar Posts:
- None Found