こども風土記 柳田國男(33)

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今日は柳田國男の「こども風土記」その33を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
柳田國男が描き出す、こどもたちのままごと遊びの考察がほんとに鮮やかで、これに魅了されました。自分としては、幼いころの遊びの記憶と、柳田が描き出すこども風土記とが、時代を超えて繋がっていると感じるわけなんですけれど……、それは柳田國男が普遍的な事態を抽出しているから、考察が古びないんだ、と思いました。
 
 
この記述が印象に残りました。
 

子どもは人形を相手にして遊び出すと、急におしゃべりになるか、そうでないまでも言葉の楽しみを味わう力ができてくる。大人がかたわらにいるうちは黙っているが、それでも独言ひとりごとや心の中の言葉が数を増して、感情のようやくこまやかになって行くのがよくわかる。
 
 

 
 
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(約5頁 / ロード時間約30秒)
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
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