今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その54を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
ハイネにとっては花はもう恋愛に直結して描かれている。自然界を描写しているのか、恋愛を描写しているのか、ほとんど二重写しになっている詩なんです。
これだけ恋と記されていると、脳内でゲシュタルト崩壊が起きて、なにか新種の植物のことを描いた詩なんじゃないか、と思えてきます。
……
いろんな花を咲かせる時だもの
気を附けないでゐたならば
わたしの心はまたもや恋に陥るだらう
けれどそのいろんな花のうちどの花が
わたしの心をとらへるだらう?
いろんな花を咲かせる時だもの
気を附けないでゐたならば
わたしの心はまたもや恋に陥るだらう
けれどそのいろんな花のうちどの花が
わたしの心をとらへるだらう?
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
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