

今日は江戸川乱歩の「火星の運河」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
少年探偵小説で有名な江戸川乱歩はじつは、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの暗黒SFみたいな、謎の小説を書いていたわけで、今回は火星の物語です。
文体がかっこいいです。
頭の上には夕立雲の様に、まっくらに層をなした木の葉が、音もなく鎮り返って、そこからは巨大な黒褐色の樹幹が、滝をなして地上に降り注ぎ…………
火星をこんなに豊穣に描いた小説家は、はたして他にいるんだろうかと思いました。まだ火星がどういうものか、その正体がよく判らない時代だからこそ、かえって魅惑的な空間になったのだ、という感じがしました。果てなく続く、まっくらな密林と、油のようにトロリとした沼に覆いつくされた火星……。

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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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