山羊の歌(34) 中原中也

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今日は中原中也の「山羊の歌」その34を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回の詩は、可哀想という言葉が印象に残るんですけど、小説の中でこの言葉がいちばん印象深いなと思ったのは、ドストエフスキーの「罪と罰」である男が語るシーンなんですけど、ちょっと調べてみると、近代文学に於いては太宰治がこの言葉を繰り返し使っているんです。
 
 
ある物語創作論を読んでいて「酒場が出てきたら、駄作だ!」とか「酒場は意外なことがなにも起きない」とか「路上とか厩なら、なにか特別なことが起きる」とか書いてる本が複数あって、ああそうなんだ、と思ったんですけど、じつはドストエフスキーの「罪と罰」は酒場のシーンがえげつなく魅力的なんですよ。そもそも作者自身の住んでいる町に魅力的な酒場があって、よく通っていたらしいですし。今回の中原中也の詩は、なにか諭すようなところがあって、すてきな詩でした。
 
 
  幸福はうまやの中にゐる
  わらの上に。
  …………
 
 

 
 
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ゲーテは詩心についてこう記します。



わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか

どんなに悩み、どんなに生きたかは

ここなる花輪の花となる

さうして老境もまた青春も

徳も不徳も集めて見れば

また捨てがたい歌となる






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