痴人の愛(23〜24) 谷崎潤一郎

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今日は谷崎潤一郎の「痴人の愛」その(23〜24)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
失恋した男2人で街を徘徊しつつ、どうして失敗したのか語りあっている。しまいには、どれだけ盛大に、ナオミに裏切られたのかを確認しあって、自身たちの間抜けさを笑いはじめたりする。浜田くんはこういうことを言ったりする。
 
 
  どうかしてナオミさんを救い出そうと思ったんですが、意見をするとつんと怒って、あべこべに僕を馬鹿にするんで、手の附けようがなかったんです
 
 
滑稽なのか哀れなのか、しまいにはこんなことまで言いはじめます。
 
 
「だがいいですよ、まあ一遍はああう女に欺されて見るのも」
と、私は感慨無量の体でそう云いました。
「そりゃそうですとも! 僕はとにかくあの人のお蔭で初恋の味を知ったんですもの。たといわずかの間でも美しい夢を見せてもらった、それを思えば感謝しなけりゃなりませんよ」
 
 
譲治は仕事も辞めてしまい、たった一人で家にこもって悶々としているんです。そこに不倫常習者のナオミが、のんきなようすで、自分の服と荷物を取りにふらっと帰ってきた……。あと2回で完結です。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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