

今日は柳田國男の「こども風土記」その34を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
「鬼の居ぬ間に洗濯」っていう言葉の意味について、柳田が書いているんです。鬼からにげるという遊びについてさまざまなバリエーションが描かれるんですけど、遊びって自分がやっていることや、親しい人がやっていることはとっても楽しいんですけど、それが離れていって知らない人の遊びとか、現代人とまったく異なる生活をしている人の遊びになってくると、内容が謎めいているように思えて、どこか怖い、気がしてくるんですよ。
自分の記憶の中にある子どもの遊びと、共通項が見出せない時に、「新鮮で興味深い」と感じるときと「よく判らないのでなにか怖い」と感じるときがあって、これっていったいなんなんだろうなと思いました。日本のホラー小説を読んでいると、地方のわらべ歌が登場することがあるんですけど、あれが怖い。
友だちがハッキングをして遊んでいるのをみたら面白い、って思うんですけど、誰も解析できていないような完全に出所不明なハッキングに遭遇したら誰でも怖いと思うんです。柳田國男は、不明なものがこういう分布であるよ、ということをこの本にくりかえし描いているように思います。
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/letters/kodomo_fudoki34.html
(約5頁 / ロード時間約30秒)
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