

今日は石川啄木の「性急な思想」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
石川啄木と言えば貧しさを描きだした歌人、という第一印象があったんですが、いろいろ読んでみるとまったく異なる側面も見えてきて、独特な思索に魅力を感じたりするんですけど、今回は近代文明への批判を記した随筆を読んでみました。
詩には、説教や思想は描かれないわけで、そこが透きとおっていて美しい詩の魅力だと思うんですが、詩人の評論や随筆を読むと、やっぱりいろんなことを深く考えて、いるのだなあと、詩の裏側がちょっと見えてきておもしろいです。やっぱり仮定法に詩人独特の、色濃い個性を感じます。
石川啄木が批判していることの逆の方向に、氏の詩歌があるんだろうなあ、と思いました。記されていない言葉が気になります。詩は性急な思想ではなく、遅い足どりを観察した結果のように思いました。たぶん石川啄木は、親友にこういうことを語った事があるんだろうなと、声で聞いてみたい随筆だと思いました。
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(約10頁 / ロード時間約30秒)
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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