ハイネ詩集(1)

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今日は「ハイネ詩集」その1を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今日から、ハイネ詩集を読んでゆきたいと思います。今回は、詩集の冒頭にある、翻訳者生田春月の前書きです。ハイネは、ゲーテやリルケのように有名な詩人ではなくって、日本ではとくに、ここ30年くらい、大手出版社から詩集が出ていないようなんですが、ハイネの祖国やまた日本でも、長らく読みつがれて来た詩人なんです。
 
 
じつは宮沢賢治も、ハイネ詩集を愛読していたんです。キツネが恋人の樺の木に、このハイネ詩集を貸して、木は夜になるとこのハイネ詩集を愛読した……というシーンが印象的な童話があるんです。
 
 
調べてみたんですが、どうもハイネはひとことでは言いあらわせない詩人で、いろんなことが起きているんです。祖国ドイツを政治的な問題で追放されたり、いっぽうでドイツという祖国への愛を歌った詩が数多に残されていたり、世界文学者としてフランスを愛していたり、詩人としての名を抹消されたり、逆に祖国にハイネ大学という、詩人の名が刻まれた大学があったりするんです。ハイネは、恋愛詩をおもに書いたそうです。これから約80回くらいかけて、この詩を読んでゆこうと思います。
 
 
生田春月は、この詩集を1919年(大正8年)に発表しています。賢治が物語の中でハイネ詩集について書きあらわすのが1923年(※推定だそうです)で発表されたのが賢治が亡くなった翌年の1934年。はたして生田春月訳のこの詩集を、賢治が愛読していたのかどうかは、僕が調べた範囲では謎なんです。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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