

今日は中原中也の「山羊の歌」その36を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
一つ一つ詩を読んでゆけば、もっと中原中也の詩を楽しめるはずだ、と思って読みはじめた中原中也の「山羊の歌」なんですけど、もうすぐすべて読み終えてしまいます。
今回、というか前回もそうなんですが、中原中也は、詩の献辞というか、詩の贈呈をしている。冒頭に「何某様へ」という手紙によくある、詩の送り先が記されているんです。ある個人に宛てた詩なんです。けれども、読んでみると、とくに限定的な内容では無いですよ。ただ、たしかにこれは手紙のような詩には思えます。詩と手紙の中間に位置する作品も、あるんだろう……と思いました。
中原中也はじつは、装幀とかデザインなんか必要無いって、デザイン不要論を説いている日記の記述があるんです。そういう意識が、詩にも現れています。
わが生は、下手な植木師らに
あまりに夙く、手を入れられた悲しさよ!
詩の終わりに、中也の悩みが記されている。詩と手紙の二つの意味を持つ作品だと思いました……。
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(約1頁 / ロード時間約30秒)
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明かりの本は新サイトに移行しました!
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明かりの本 新サイトURL
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appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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