今日は芥川龍之介の「早春」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
これは芥川龍之介のごく短い掌編小説です。早春といえば、二月から三月初めの頃を言うんですが、まだ桜も咲かない季節の、男女のすれ違いを、芥川龍之介が描きだしています。待ち合わせすることの、むずかしさの描写は、携帯電話が普及して一挙に無くなったので、現代ではこの物語は通用しないのかなと思ったんですけど、たとえば携帯の電池が切れたり、電波の届かない山奥だったり、病院や拘置所に入ってしまったり、回線が繋がらなくなったときに、芥川龍之介の描く、待ち合わせで困る、という事態が起きるように思いました。
『十年はいつか流れ去った。』という記述から先の描写がすてきでした。こういう起承転結もあるんだなあー、と思いました。
……ほかに芥川龍之介の代表作は、『トロッコ』や『鼻』などがあります。
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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