

今日は中原中也の「山羊の歌」その42を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
今回も、ボードレールの『悪の華』の詩を引用しています。『敵』という詩です。ネット上にも現代語訳で読めるサイトが3つほどありますので、ちょっと読んでみてください。
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山羊の歌って、じつは山羊が出てこない。ヤギもヒツジも出てこないよな、と思っていたら、今回、ヒツジが出てきました。山羊じゃなくて今回は「羊の歌」です。
タイトルと異なっていて、かなり重い問題が詩に記されているんです。ただ、息苦しい詩では無い。
中也の詩の言葉、
私を信頼しきつて、安心しきつて
かの女の心は蜜柑の色に
というのが印象に残りました。『私』の顔があお向けになって小さくなってしまえば良いということが詩に記されている。論理性は無いんだけれども、意味を超越して共感する言葉に思えました。この詩の語り手はこう願っているんです。
この小さな顎が、小さい上にも小さくならんことを!
昔読んだ、ヤギと魔法の絵本はじつは、この詩を読んだことによって生まれたのではなかろうかと、空想しました。
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/yaginouta42.html
(約1頁 / ロード時間約30秒)
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら
全文はこちら (全文のヨコ書きはこっち)
明かりの本は新サイトに移行しました!
URLの登録変更をよろしくお願いいたします。
明かりの本 新サイトURL
https://akarinohon.com
(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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