

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その40を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
ハイネはたぶん、当時すごいモテたんだと思います。読んでいて楽しいんですけど、今回はそのモテ自慢みたいになっています。ただ、ハイネは禁断の恋愛を詩に描こうとしているのか、どこか不吉な気配をあえて恋愛詩に挿入し続けているのかなとも思いました。
ところで作中の「ウンテル・デン・リンデン」というのはUnter den Lindenのことです。森鴎外の「舞姫」に出てくる地名です。wikiにはこう書いています。
ウンター・デン・リンデン (Unter den Linden) はドイツ・ベルリンの大通りの一つである。ウンター・デン・リンデンとは「菩提樹の下」の意味で、その名の通り菩提樹の並木道を満喫することができる。
ハイネはこう記します。
友よ、このウンテル・デル・リンデンへ来い
こゝでおまへは修養が出来る
こゝでおまへは目のさめるやうな
女逹を見てたのしめる
こゝでおまへは修養が出来る
こゝでおまへは目のさめるやうな
女逹を見てたのしめる
森鴎外は、これを読んだんだなあー、と思いました。ちょっと調べてみると、やっぱり森鴎外は、ハイネの文学をいくつも翻訳しているんです。日本でいちばんはじめに、ハイネの詩を日本語に翻訳し、訳詩として本に載せたのが森鴎外でした。森鴎外の『於母影』という訳詩集に、ハイネの詩「あまをとめ」が収録されています。1889年(明治22)の訳詩です。
ハイネ詩集を全文は読まないけど、ウンテル・デル・リンデンをどんな詩に描いたのか知ってみたいかたは、今回の第40回目の詩をぜひどうぞ。

以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/heine40.html
(約1頁 / ロード時間約30秒)
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appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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