今日は柳田國男の「こども風土記」その18を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
神主さんが笏を持つときに生じる「或る威力」というのが、幼子にも生じていると、昔の人は考えたらしいです。正月に子どもが棒を持って遊ぶときに、神主さんの神事と同じ、なにかが、生じていると昔の人は考えたそうです。
だからそういうのを「祝い棒」といった。つまり神童というか、なんというか、民間信仰として、幼子には神主さんのような尊さがあったんだろうなと、くわしくは本文を読んでみてください。
これが時代が進んで、子どもが棒を持って遊ぶのは、ふつうの悪戯というふうに思われてゆくようになったと、まあ普通の感覚としてとらえるようになっていった。ようです。
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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