卍(まんじ) 谷崎潤一郎(1)

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今日は谷崎潤一郎の「卍 まんじ」その1を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回から、6回くらいかけて谷崎潤一郎の代表作を読んでみようと思います。谷崎の小説を読むのが僕ははじめてなので緊張するんですけど、読んでみるとするすると読める作品で、谷崎潤一郎は漱石文学を崇敬しているんですけど、そこから現代的に、小説を進化させた作家のように思いました。森鴎外や樋口一葉のような難読性はないので、物語自体に引き込まれます。
 
 
美しい関西弁で紡がれるんですが、手紙文や会話文のような、主人公の一人語りで物語が展開するんです。ある既婚の女が先生に告白をしている。主人に内緒で不倫をしていた……。ただ深い仲というわけでもなかったんですが、その相手が忘れがたくて、悶々としている女がいる。「ええことない男やった」という記述が印象的でした。その女が、社会人も自由に入れるような、ある女学校に通いはじめた。絵画を学習中に、デッサンをしていてふと、彼女は光子さんという人を無意識に描いていた。
 
 
彼女はどうも、恋に吸い寄せられる人生のようで、急にこの光子さんにたいして気持ちが入ってしまった。恋の依存症になっているようなんですが……。
 
 

 
 
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。

ゲーテは詩心についてこう記します。



わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか

どんなに悩み、どんなに生きたかは

ここなる花輪の花となる

さうして老境もまた青春も

徳も不徳も集めて見れば

また捨てがたい歌となる






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『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください


















 


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