

夏目漱石の草枕を公開しました。ブラウザ上で全文お読みいただけます。
ぼくは、グレン・グールドというピアニストが好きです。今もitunesで聴いてる最中です。
知らない方は、こちらで試聴できます。ちょっと聴いてみてください。
グールドは、けっこう奇行の多い天才肌のピアニストだったようで、ピアニストの収入源というか義務みたいなもんであるコンサートは「きらい」ということでやめてしまうし、それでいて音楽以外の活動は積極的にやるし、ふつうのバッハとはぜんぜん違うバッハを演奏するし、演奏中に鼻歌を歌うし、当時のクラシック界にしては非常に珍しく電子音楽とかに興味があり、テープレコーダーのテープを切り貼りして繋ぎ合わせて、世界初?のテクノ方式のピアノ録音を執り行いました。
そのグールドが愛読したのが「聖書」と夏目漱石の「草枕」のたった2冊だったそうです。夏目漱石、すごいですねえ。50年後のカナダ人に愛読されるとはさすがに想像していなかったと思います。グールドにとってはこの「草枕」が世界でいちばんの小説だったわけです。いったい誰が英語に翻訳したんでしょうか。
夏目漱石は宮沢 賢治などとくらべると都会的な人だと思いますが、この小説は風景描写が美しいです。
300ページの長編です。けっこう長い小説なので、一気読みはできないと思います。じっくり読んでみてください。
https://akarinohon.com/migration/kusamakura.html
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(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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