

今日は海野十三の「見えざる敵」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
これは古典的なSF小説なんですけど、上海が舞台の1945年以前に発表された科学小説ってなんか独特な雰囲気あるなあと思いました。海野十三は未来のことを見据えつつ書いていて、読者としては過去の世界観を見つめようとしてこれを読んでいるわけで、時間軸が交差していて、そこが絶妙な気配を生じさせているように思うんです。
透明化する新技術と、失踪事件というのが混在した状況が描きだされていて、オチが見えてくる寸前のところで謎が生じている。謎が謎のまま存在している時間に、物語の魅力があるなあ、と思いました。
なんだか現代にも共通したことが描かれていて、100年経っても起きていることはそんなに変わらないのかもしれない、と思いました。
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/miezaruteki.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら
明かりの本は新サイトに移行しました!
URLの登録変更をよろしくお願いいたします。
明かりの本 新サイトURL
https://akarinohon.com
(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)
appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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