今日は岡本綺堂の「河童小僧」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
岡本綺堂は、なんだかとっても怪しいことを書くんです。正しいことを言おうとしないから、妙に惹きつけられるんだと、今回の怪談を読んでいて思いました。
河童の話しを読んでいて、現代でも町の水路で死亡事故が起きやすいんだというニュース記事を思いだしました。オチが無い怪談モノなんですけど、あきらかに悪いことをどうやって書くのか、どう読むのか、というのがなんだか気になって興味深かったです。
…………幽魂が夜な夜な形を現わして、未来の救護を乞うたのであろうと云う噂で、これを思えば死者に霊無しとも云われまいと、現在その死体を引きあげた一人の昔噺。世にはかかる不可思議の事もあるものか。
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
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