ハイネ詩集(81)

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今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その81を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ここまでハイネの詩を80回読んできたんですけど、もう判ってると思っていたハイネの詩が、ここにきてまるで分からなくなってきた。分かったと思ったんだけどなあーあ、と思いました。これは……ほんとうにハイネが書いたの? 翻訳か印刷か輸送か書き起こしの段階かどこかで、なにかの手違いが起きたんじゃないの? とか思いました。謎の作品です。今回の81番目の詩は読まないほうが良いと思います。すごくイヤな気分になる詩ですし。なのでもう今日は、リンクを外しておきました。……。代わりに中原中也のこの詩を、読んでみてください。
 
 
なぜか翻訳家の生田春月にまで文句を言いたくなりました。この作品は、編集で削ったほうが良くない? と、もし当時ぼくがこの詩集の編集者だったらこれはカットしてもらうよう問い合わせると思います。前後の詩との関連があったのかもしれません。調べてみると、ハイネは今回の、なんだかひどい言葉を、失恋した詩人(語り手自身)を示す言葉として使っていたことがありました。ついでにwikipediaも同時に読んでみましたが、こちらのページのほうが遙かにおもしろかったです……。
 
 
考えてみれば、食い物か飲み物が無くって生存できるほ乳類は居ないですし、それにこれは原文ではちがう意味が含まれているのかもしれない……、とか思いました。とにかく今回の駄作を読んでいて、生田春月のハイネ詩集が出版されなくなって、誰も読めなくなっちゃったのは、なんだか納得がゆきました。宮沢賢.治の「猫の事.務所」みたいなことって、じっさいに起きてしまう。消えた都市を探訪したような気分になりました。
 
 

今回は、こちらのリンクからハイネの詩をひとつも読めませんかわりに中原中也の詩を読んでみてください。縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/heine8181.html
(約3頁 / ロード時間約30秒)
 
 
★★★全文通読はこちら

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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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