停車場の少女 岡本綺堂

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今日は岡本綺堂の「停車場の少女」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
小説は虚構を描くはずなんですけど、その内部で「これはほんとうの事で」と書いてあるのが、なんだか好きなんです。怪談にはこういうのが多いと思います。それからドストエフスキーの小説にも、この前置きが多いと思います。

 
そういう話しを聞くと、作中作というか、ハナシの中のハナシというか、又聞きというか、入れ子構造というか、マトリョーシカの中を開いてゆくかんじがして面白いような気がします。本文こうです。
 

わたくし自身が現在立会ったのでございますから、嘘や作り話でないことだけは、確かにお受け合い申します。
 
 
まずは東京から湯河原への朗らかな旅の様子が描写される。それだけでもじゅうぶん面白いんですけど、そこから大雨にみまわれて温泉宿がちょっと隔絶されて、怪異のきざしがみえはじめる……。現代の怪奇映画ならビクッとすることあるんですけど、近代の小説でこういうのはめったにないかとおもいます。うわあっと、思わず叫んでしまいました。岡本綺堂はなにか、理非や思想を無視しているところがあって、タガが外れていて予想がつかないところがある。そこが読んでいて興味深いんだと思いました。ちょっと怖すぎる怪談でした。
 
 

 
 
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/letters/teishabano_shojo.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
iPadやノートPCなどに対応した、シンプル表示の縦書きテキストはこちら
 
 
 
 






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