今日は内村鑑三の「寒中の木の芽」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
内村鑑三と言えば学者で、聖書を研究し、田中正造とともに足尾銅山鉱毒問題に取り組んだ知識人だという認識があるんですが、その内村鑑三が詩を書いています。理知的な詩で、思考の展開の美しさがそのまま詩になっていて、四季への思いがそのまま思想に変じていったような詩でした。内村鑑三は、ルターやダンテやゲーテを愛読したそうです。
花散りて後に
葉落ちて後に
果失せて後に
芽は枝に顕はる
葉落ちて後に
果失せて後に
芽は枝に顕はる
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
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