

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その21を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
「おまへの眼からは真珠のやうな涙の雫が落ちて来る」という一行が印象的な、今回のハイネの詩なんですけど、なつかしい、という感情だけでずいぶん心を動かされる、そういう詩なんです。孤独とさみしさについて、ハイネが美しく描くんです。
もしかすると賢治の表現する、あの独特な「さみしさ」は、ハイネ詩集と通底しているのかもしれないなあ……と思いました。
賢治がこの詩集について引用をしているので、これらの詩を読んでいたことだけは確かなんですが、ハイネについてどう思っていたのかは謎なんです。ハイネはこう記します。
その子は寂しい小さな部屋の
窓にもたれて立つてゐる
眼には涙を一ぱいためて
夜の暗をぢつとながめてゐる
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/heine21.html
(約1頁 / ロード時間約30秒)
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください
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