今日は柳田國男の「こども風土記」その20を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
柳田國男が言っている「ゆの木の下」っていったいなんなのか、というのをネットで調べてみたのですが、どうにも判らないんですよ。こんなに情報がネットに載っている時代に、正月に行われていた風習が、すっかり語られなくなっているっていうのは、珍しいように思えました。当時は由緒正しいものごとだったはずなんです。
自分なりに調べてみて、おそらくこれだろうと思うのは、「ゆの木」というのはたぶん「柚の木」なんだろうなと。ところが柳田はこう書いてますよ。「ゆの木を私たちは柚子のことかと思った」けれど、どうもそうじゃないらしいんです。ゆの木はなぜか、柚子の木じゃ無い可能性が高いと。じゃあなんやねん、というと答えが書いていない。ネットでも全日本人が、誰一人こう正月の「ゆの木」について何も言ってないし、みんな知らない。
たぶん斎に用いられる木のことなんだと思います。
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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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