

今日は「ハイネ詩集」その4を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
その人にしか書けないものをみんなに判るように書くのが……詩の言葉だ、という話しを聞いたことがあるんですけど、ハイネの今回の詩は、これは他に書く人が居ないだろうと、じつに甘露な言葉が書き記されています。
わたしの歌が
花であつたらよからうに
という言葉が印象に残りました。ハイネはじつは、その詩が当時もっとも歌になった詩人で、その意味で大衆的な詩人だと認識されてきたのだそうです。こんな詩の言葉もあります。
わたしの歌が
接吻であつたらよからうに
わたしはそれをこつそりと
あの人の頬におくらうに
現代の歌よりも甘い言葉が描きだされています。ハイネはしかし、政治批判や哲学読解や、宗教批判をとことん行った知識人でもあって、多様な側面がある詩人なんです。ハイネは詩を次のように作りたかったのかもしれない、と思いました。
わたしの歌が
豌豆であつたらよからうに
それをスウプに煮たならば
さぞやおいしいことだらうに
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(約50頁 / ロード時間約30秒)
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