ハイネ詩集(80)

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その80を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
芸術創作の、前期と後期というのが気になるのですが、たとえば画家のジョルジョ・デ・キリコは、高齢になってから若い頃の画風を再構成するようにして、再び20代の頃の方法で絵を描きはじめている。自身のコピーを平然と制作し、さらに制作年月まで何十年も以前の年号をサインして批判を浴びたことは有名な事実なんですが、キリコはそうやって若い頃の自分自身を甦らせる独特な観念を持っていて、長命な画家だった。
 
 
そういえばハイネが尊敬していたゲーテのファウストでも、主人公は、老いてから若い己を甦らせて、もういちど若い頃から生き直すという物語を描いている。ゲーテはそのファウストを寿命を迎える80歳頃まで永々と書き継いでいた。
 
 
今回のハイネは、今までにいくたびも見た、幸福の描写のすぐあとに不幸を重ね合わせるように描く、というハイネ独特の詩作なんですけど、その様式が先鋭化している。
 
 
中国で言うなら禍福糾纆かふくきゅうぼくといった概念をハイネはいつも詩に織り込んできた。今回記されているアスラというのはおそらく、阿修羅アスラのことであるとおもいます。
 
 


以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/heine80.html
(約3頁 / ロード時間約30秒)
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら

★★★全文通読はこちら

ヨコ書きはこっち








明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。

ゲーテは詩心についてこう記します。



わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか

どんなに悩み、どんなに生きたかは

ここなる花輪の花となる

さうして老境もまた青春も

徳も不徳も集めて見れば

また捨てがたい歌となる






縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください


















 


Similar Posts:

    None Found