

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その19を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
「世界がくだけて落ちる日は/木端微塵の破片から」という一節が印象的な詩を読んで、なんという直接的な恋愛詩かと思いました。
世界の終わりと個人的な恋愛が、一体化して描きだされるんですよ。こんな直球の詩は現代には成立しようがない……と思ったんですけど、よく考えたら、ハリウッド映画に、こういうのあるよなあ、と思いました。
あと、日本のファンタジーの元を辿ってゆくと、もしかすると、ハイネかゲーテあたりの詩人に行きつくんではないかという詩がありました。こんなのです。
処女は石像のやうに静かに立つてゐる
騎士はその前に跪いてゐる
その時曠野の巨人がやつて来て
処女はおそれて逃げてしまふ
騎士が血みどろになつて斃れた時に
巨人は家へよろよろ帰つて行く
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