ハイネ詩集(10)

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今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その10を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
  星ははるかの大空に
  何千年もうごかずに
  
 
で始まる詩がとても印象に残りました。ハイネは遠い地を夢みる詩人で、古里から異国へ旅だっていった、移住の詩人なんです。ハイネは、星と星が「ゆたかな、うつくしい言葉をはなし」あっていると詩に描くんです。その秘密はどの学者も知らない、と記します。
 
 
遠いところを描く詩人で、ハイネは自分の詩が日本語に翻訳されて遠い地で読まれていることを喜んだそうです。この翻訳家たちによって、あの宮沢賢治もハイネ詩集を愛読したんです。遠方に思いを馳せる詩人なんだと思いました。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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