イチョウの精虫 牧野富太郎

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今日は牧野富太郎の「イチョウの精虫」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
生物とか植物のことを、自分は知っているようでちっとも知らないんだなあと思うんですが、この植物エッセーにビックリしました。
 
 
精虫というのは、精子のことです。イチョウは精子で繁殖すると。魚とかが精子を出すように、イチョウも精子を出していたと……。正確には花粉の袋の中に精子が入っていて、こいつが受粉すると卵子めがけて液体の海を泳ぐわけですが、イチョウのギンナンってすっごく動物クサい匂いがするわけで、あれは動物に似た構造をしているから、なんだなあーと。でたらめな感想を抱きました。
 
 
「木も精子があるんです!」とはじめに言った学者さんは、「それでも地球は動いている」と言ったガリレオ・ガリレイみたいに左遷されちゃったそうなんです……。

 
本文に当然のようにこう書いているんです。
 
 
   イチョウは雌雄別株の植物で雄木と雌木とがある。
 
 
植物と言えば、おしべとめしべがあって、いわゆる一般的な花の両性花というのが普通だと思うんです。植物は根を張っているので動けないわけで、両性具有じゃないと都合がわるいんだろうと思ってました。
 
 
が、調べてみるとwikipediaに「イチョウ、ソテツ、ヤマモモ、ヤナギなどは、株によって雄花か雌花かのどちらかしかつけないので、完全に雌雄異株である。」と書いていました。男木とか女木みたいなもんがあったんですねえ……。
 
 
最後の一文が、なんだか歴史を感じさせて、それにしても不思議な話だなあと思いました。
 
 

 
 
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ゲーテは詩心についてこう記します。



わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか

どんなに悩み、どんなに生きたかは

ここなる花輪の花となる

さうして老境もまた青春も

徳も不徳も集めて見れば

また捨てがたい歌となる






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