若き日の思い出 中谷宇吉郎

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今日は中谷宇吉郎の「若き日の思い出」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
近代文学を中心に読むようになると、この時代がいったいどういうものだったのかが知りたくなって、このころの随筆を追うのがなんとなく楽しいんですけど、今回は物理学者の中谷宇吉郎のエッセーを読んでみました。
 

芥川龍之介が登場し、谷崎潤一郎が『痴人の愛』を書いたころと同じ、大正時代の初めのことが記されています。食べものが不足していて、高学歴の学生も栄養失調ぎみだったという事実が記されているんですが、
 
 
現代では、情報や娯楽を手に入れる時に進歩を感じるんですけど……。大正時代は食事や生活の向上がいちじるしかったんだと、中谷宇吉郎が指揮しています。本文こうです。
 

当時のことを考えてみると、このごろの大都市の生活は、食生活と限らず、全般的にひどく向上したものだと、つくづく感ずることがある。
 
中谷宇吉郎といえば知的な学者なのに、メシの話しがほんとに上手い。思うんですけど、不足が満たされつつあるものほど、盛んに語られるもので、現代の学者がメシについてそんなに語らないのは、読者にそういう不足が無いからだと思います。読んでみるとほんとにお腹が空くエッセーなんです。
 
 
現代ではグルメを語るにしても、時間を自由に使える、というところに重きを置いて語られているような気がします。秘境の蕎麦屋さんとか、予約がずっといっぱいの人気店とか、情報としてはめったに機能しないものが、なんだか人気があるようです。現代人は時間が足りないから、そういうことを語ると面白いんだと思いました。
 
 

 
 
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/letters/wakaki_hino_omoide.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
iPadやノートPCなどに対応した、シンプル表示の縦書きテキストはこちら
 
 
 
 




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