ハイネ詩集(37)

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その37を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
ハイネはあまり美食については描かない詩人かと思うんですが、今回はみごとな、食べものの詩でした。ファンタジックに食と欲について描いています。牡蠣殻と敷石のイメージをオーバーラップさせているんです。
 
 
縁語とか段駄羅というわけでもないんですが、ダブルイメージにしているようです。本文こうです。
 
 

…………
街路とほりの敷石といふ敷石は
今にすつかり割れてしまひ
その一かけ毎にうまさうな
生きてゐる牡蠣がついてゐよう

檸檬レモン水は雨か露のやうに
頭の上から降つて来るし
街路まちの溝には極上等の
ライン酒を一杯流させよう
 
 
それから「わたしたちは二人きり郵便馬車で旅をした」という詩の言葉がすてきなもう一つの作品なんですけど、これも現実の中に一瞬のファンタジーを挿入していて美しかったです。
 
 

 
 
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/heine37.html
(約1頁 / ロード時間約30秒)
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら
 
 
 
 
★★★全文通読はこちら
 
                    ヨコ書きはこっち






明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  
縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください













top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入 





 


Similar Posts:

    None Found