

今日は「ハインリヒ・ハイネ詩集」その37を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
ハイネはあまり美食については描かない詩人かと思うんですが、今回はみごとな、食べものの詩でした。ファンタジックに食と欲について描いています。牡蠣殻と敷石のイメージをオーバーラップさせているんです。
縁語とか段駄羅というわけでもないんですが、ダブルイメージにしているようです。本文こうです。
…………
街路の敷石といふ敷石は
今にすつかり割れてしまひ
その一かけ毎に旨さうな
生きてゐる牡蠣がついてゐよう
檸檬水は雨か露のやうに
頭の上から降つて来るし
街路の溝には極上等の
ライン酒を一杯流させよう
街路の敷石といふ敷石は
今にすつかり割れてしまひ
その一かけ毎に旨さうな
生きてゐる牡蠣がついてゐよう
檸檬水は雨か露のやうに
頭の上から降つて来るし
街路の溝には極上等の
ライン酒を一杯流させよう
それから「わたしたちは二人きり郵便馬車で旅をした」という詩の言葉がすてきなもう一つの作品なんですけど、これも現実の中に一瞬のファンタジーを挿入していて美しかったです。

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ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
ゲーテは詩心についてこう記します。
わたしがどんなに迷ひ、どんなに努めたか
どんなに悩み、どんなに生きたかは
ここなる花輪の花となる
さうして老境もまた青春も
徳も不徳も集めて見れば
また捨てがたい歌となる
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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