この頃 宮本百合子

FavoriteLoadingお気に入りに追加

今日は宮本百合子の「この頃」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは、ほんの1ページの習作なんですけど、原始的な迫力を感じさせる掌編です。手練手管の作家からは生じないような、荒々しい文体なんです。宮本百合子のデビュー作発表のさらに数ヶ月前に書かれたものらしいです。
 
 
本文とほとんど関連性が無いんですけど、サルトルの言葉を思いだしました。哲学者が、こういうことを書いたらしいんです。
 
 
  「辱められ、抑えつけられていた彼が、昂然と身を起こし、石のように投げつけられた《ニグロ》という言葉を拾い集める。白人の眼の前で、誇らしげに黒人としての復権を要求する。…この人種主義に反対する人種主義こそ、人種差の撤廃に通じ得る唯一の道である。1948」
 
 
フェミニズム思想到達の寸前とでも言うのか、なんとも言えぬ生々しさが新鮮な掌編小説でした。
 
 

 
 
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/konogoro.html
(約1頁 / ロード時間約30秒)
★シンプル表示の縦書きテキストはこちら
 
 
 
 






明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください













top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入 





 


Similar Posts:

    None Found