それから(15) 夏目漱石

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今日は夏目漱石の「それから」その15を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
代助は、もうすでに結婚をしている女と、一生やってゆこうと考えている。そうすると自然と、あらゆる人間関係が敵対してゆかざるをえない。漱石は、すごいところを描きだしたもんだと、思います。
 
 
猫の眼から人々を見たり、絵描きの眼から山奥にまで忍びよる戦争の時代を見つめていたり、こんどは家族という構図から外れきった男女を描きだしているのでした。
 
 
この、平生なら無いことにされている場所からのまなざし、というのが漱石ならではの芸術性だと思います。
 
 
代助はもう、ほんとうに三千代とやってゆくつもりでいる。つまり、平岡の未来を完全に突き崩してまで、自分の恋愛を押しとおそうとしている。しかしですよ。しかしなんです。代助はいくら聡明だと言っても、けっきょくはNEETですよ。代助は、それをほんとうにできるのかと……。彼はもう、自分の未来設計が破綻していることをかなり悟っているんです。その描写にしびれました。
 
 
印象に残るのは、三千代を救わねば、という意志が色濃いというところなんです。しかし、どのようにしてかが判らない。
 
 

 
 
こちらのリンクから全文読めます。(縦書きブラウザの使い方はこちら
http://akarinohon.com/center/sorekara15.html
(約20頁 / ロード時間約30秒)
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