今日はジュール・クラルチイの「猿」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
これは森鴎外が翻訳したものです。ジュール・クラルティ(ジユウル・クラルテエ)というのは1840年生まれ1913年没のフランスの作家で、日本語で読める本は他に、「心理写真」という作品があります。この「猿」という作品は、森鴎外が訳した「諸国物語」に収められた一篇です。
猿が笑うことや、猿がおびえることや、猿が人の真似をすることや、猿はめったなことがない限り殺生をしないことなどを随筆のようにとうとうと記し、人と動物が違うところは、やはり動物よりもはるかに野蛮なことくらいなものだろう、と書くのが世の常識と逆転していて面白いと思いました。
随筆のように書いていって、いつのまにか小説の形式になっていて、引き込まれました。
以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら)
https://akarinohon.com/migration/saru.html
(約10頁 / ロード時間約30秒)
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明かりの本は新サイトに移行しました!
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appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。
ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
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