レ・ミゼラブル(3) ユーゴー

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今日はビクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル 第一部 ファンティーヌ』
『第三編 一八一七年のこと』を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
このレミゼラブルは、細部がなんだか興味深いんです。たとえば、第一編に登場する老人が、「永遠」についてなにかもごもごと言っていて、それが哲学的というかナンセンスというか不思議な世界観になっていて、なんだこれは、と思います。


第二編でついに、悲惨な人生を歩んできた主人公ジャンバルジャンが登場し、猛烈な性善説を説くミリエル司教とはじめて出会いました。僕は子どもの頃この話を読んでいたく気に入ったので、二十年ぶりに記憶にあるシーンを再読し「おお! ついにこのシーンが来たか!」と感激しました。


ジャンバルジャンって、甥っ子たちにパンを食べさせたかったので、パン屋から一切れのパンを盗んだだけなんですよね。それなのに凄絶な戒めを受ける。フランス革命後のキリスト教圏って、パンを盗んだだけでこんなにひどい目にあわせたりしたんでしょうか? パンを盗んだだけで十九年も投獄して、晴れて放免されたのちにも街中の人々から「お前に食わせるものはない!」「泥棒!」とののしられて、見知らぬ子供たちから石を投げられてしまい、宿に泊まることさえ拒絶される。


本人からしたら「子どもにパンを食べさせたかっただけなんだよ」と言いたいところだと思います。
この小説では、意味が伝わりやすいように、ものごとをしいて過剰に表現しているようです。




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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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