門(8) 夏目漱石

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今日は夏目漱石の『門』その8を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
小六が家にやって来て、どうにも奇妙な3人家族の暮らしが始まった。お互いに気を使いあっていて、じつにこう気まずい。
 
 
ぼくの人生には気まずい対人関係しか無い、という感じなんですが、小説でこういう気まずさをがっつり書くのは、考えてみれば意外と少ないように思うんです。たいていはこう、ドストエフスキーみたいに闘争の一歩手前とか、破綻の一歩手前とか、現実にはめったに起きないところを、小説は書いちゃう。しかし漱石はそうでなく、平生のえんえん続いてゆく気まずい暮らし、というのを書いている。
 
 
例によって漱石の得意技の△関係なんです。子の無い宗助と、お金が不足して住むところが無くなったかなり年下の小六と、小六と馴染めない御米。この3人の気まずさは、どうにもえげつないぞ、と思いつつ読んでいました。
 
 

 
 
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 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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