それから(7) 夏目漱石

今日は夏目漱石の「それから」その7を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。     湯上がりに、ぼうっとして自分の体を見つめているうちに、自分の足が、自分の足のように思えなくなる、という描写がじつに文学的でした。これを … 続きを読む

それから(6) 夏目漱石

今日は夏目漱石の「それから」その6を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。     今回の物語は、代助と平岡の、友情の描写が色濃くて、そこがじつに読んでいて気分が良いです。平岡夫婦は、いずれ自分のところに、経済面で力を … 続きを読む

破戒(21) 島崎藤村

今日は島崎藤村の『破戒』その(21)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。     あと数回で、破戒は完結です。高柳はけっきょく逮捕され、猪子先生とは別れ、丑松は自分一人だけになった。藤村は、厳しい生まれの先生が居た … 続きを読む

破戒(5) 島崎藤村

今日は島崎藤村の『破戒』その(5)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。     丑松がお志保を目の前にしてじっと見つめている、その描写が異様にリアルで、文章でここまで実感を再現できるのか、と衝撃を受けます。     … 続きを読む

三四郎 夏目漱石(12)

今日は夏目漱石の「三四郎」その(12)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。     三四郎は次回で完結です。与次郎の仕切っている劇中劇が行われるわけですが、どうもピンとこない。劇の中身よりも、観客の様子や、ちょっと … 続きを読む

三四郎 夏目漱石(9)

今日は夏目漱石の「三四郎」その(9)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。     作中で、絵描きや小説家や学者たちが集まる奇妙な集会が催されます。三四郎は、まだ美禰子から金を借りたままだ。作中で与次郎はこう聞く。な … 続きを読む

三四郎 夏目漱石(8)

今日は夏目漱石の「三四郎」その(8)を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。     漱石は、近代現代小説の基本形を発明した人なので、日本語の組みたて自体がおもしろい、という評を読んだことがあるんですが、たしかに細部の … 続きを読む