里の春、山の春 新美南吉

今日は新美南吉の「里の春、山の春」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
これは小学校1年生向けくらいのやさしい童話です。起承転結が無くって、日記か風景画みたいな作品もあるんだなと思いました。万葉集の「春の野に 鳴くや鴬 なつけむと 吾が家の園に 梅が花咲く」というような歌を連想しました。
 
 

 
 
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 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

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与謝野晶子詩歌集(12)

今日は「与謝野晶子詩歌集」その12を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
与謝野晶子の「みだれ髪」は、題名に「みだれ」とあるように、言葉づかいを意図的にみだして表現しているようです。「人かへさず暮れむの春の宵ごこち小琴をごとにもたす乱れ乱れ髪」と……当時この歌集を世に出せたのは、夫の与謝野鉄幹がすでに文学の世界で活動していて、その後押しを受けて、与謝野晶子の文学世界が花開いた。中期から後期の与謝野晶子は、もっとより落ちついた文体の詩に移行していて、この両方を読むと、与謝野晶子の文学が楽しめるんじゃないかと思います。
 
 

おもちやのくまを抱く時は
くまの兄とも思ふらし、
母に先だちく時は
母よりみちを知りげなり。
…………
 
 

 
 
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白痴(20) ドストエフスキー

今日はフョードル・ドストエフスキーの「白痴」その20を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
今回、ドストエフスキーが話題にしているのは、ハンス・ホルバインの絵画なんです。『墓の中の死せるキリスト』という作品が有名な、ルネサンス期の画家です。本文こうです。
 
 

縦が五尺五寸ほどあるのに、横は八寸と少しくらいしかない恐ろしく奇妙な形をした絵が一点かかっていた。これには十字架からおろされたばかりの救世主が描かれてあった。
 
 
横長の『墓の中の死せるキリスト』のこともきっと話題にしていると思うんですけど、今回、話題にしている絵は縦長の絵画で、ちょっと調べてみると縦長でキリストを描いた絵画は見つけられませんでした。こちらのwikiartという画像サイトで、ハンスホルバイン(子)の画業が150点も閲覧できます。《Portrait of Jakob Meyer zum Hasen, Mayor of Basel》などを見ていると、清潔で美しい画法なんですが、復活寸前のはずのキリストだけは、死体そのものとして不気味に描きだした。この画家のまなざしに、ドストエフスキーは感銘を受けて、『白痴』や『カラマーゾフの兄弟』ゾシマの死を、描きだしたのでした。
 
 
今回、キリスト教と信仰について語られているんですけど、信仰心は強いのに徹底的に悪さをする人間と、神の存在は否定し信仰心はほとんど無いのに思慮深い学者という二者が例示されます。この挿話が印象深かったです。
 
 
言葉と実態の乖離って、あるよなあと思いました。「ウチでは和食を作っています」って電話で答えた主婦さんたちに依頼してインスタントカメラで食べたものを撮影してもらうという調査をしたら、じつは「和食派」を謳った人たちが、ほんとはインスタント食品と洋食ばっかり食べてた、っていう調査結果が出たことがあって、そのことを評論に書いていた方が居るそうなんです。理想を言わなきゃ、っていう悪気の無い意識があって、それで言葉と実態が乖離しちゃう。言ってることに悪気が無い、ってのがこういう乖離のポイントなんだとか思いました。(そういえばぼくも、ゲーム攻略サイトはまったく作らずにこの読書サイトを作ってるんですけど、じっさいにはゲームやってる時間のほうが長いですし。いちおうこのサイトの紹介文にも、このサイトの運営者は文学の専門家じゃ無いって明記してはいるんですが)
 
 
ドストエフスキーは信心深かったのか、あるいはそうではないのか……というのは氏の文学における最大の謎なんですけど、今回の『第二編四』を読んでいると、キリスト教への強い強い関心があることだけは明らかだと思いました。
 
 
ロゴージンとムイシュキン公爵は、信仰と虚偽について語りあった末に、十字架のネックレスを交換しあった。ロゴージンは不幸な事件を起こすかもしれない、その加虐の予感にロゴージン自身が、青ざめています。本文こうです。
 
…………不意に彼の顔の様子が一変した。恐ろしく青白くなって唇は震え、眼は燃えだした、彼は両腕をあげて固く公爵を抱きしめ、息を切らしながら言った。
「そうした運命なら、あの女はおまえがとるがいい! おまえのもんだ! おまえにくれてやる!……ロゴージンを忘れないでくれ!」
 と言ってしまうと、彼は公爵を振りすてて、後をも見ずに、急ぎ自分の部屋にはいり、後ろざまにぱたりと戸を閉めた。
 
 
この前後で、親鸞の悪人正機にも通底している、宗教の問題が描きだされていました。 
 
 

 
 
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故海野十三氏追悼文 野村胡堂

今日は野村胡堂の「故海野十三氏追悼文」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
2019年3月11日で、東日本大震災から8年が経ちます。3月11日にはYahoo!で【3.11】と検索をすると寄付に繋がるようです。同時に、こちらで少額を寄付してみました。Yahoo!では震災と復興に関する写真と記事が投稿されています。今から読んでみようと思います。
 
 
えーと、それで今日の更新なんですけど、ぼくはずっと、すぐに廃れるコンテンツを作る仕事をしていたので、その反動で、長く愛読される作品が好きになったんです。海野十三は当時の最新技術を主に扱ってきたから、ほんらいなら……たとえばポケベルの物語が現代ではまったく意味不明になるように、すぐに読めなくなるはずのことを書いてるはずなんですけど、何年経っても、新鮮に読めるのがすごいなと思います。それだけ普遍的な事柄を抽出して書いているから、何年経っても読めるんだと思うんです。
 
 

野村胡堂が、海野十三の小説世界とあまたの読者について語っています。海野十三の作品は「透明猫」「発明小僧」「幽霊船の秘密」「見えざる敵」「什器破壊業事件」「鍵から抜け出した女」が読めます。
 
 
それから「海野十三敗戦日記」で、作家が空襲時と敗戦時にどのように生きていたのかを、垣間見ることが出来ました。これ以外の作品もいつか読んでみたいなあと思います。
 
 
野村胡堂は、こう記しています。
 
 

…………
 その青年は今はもう立派な弱電気の学者になり、さる学校で教鞭を執っているが、今でもなお海野君の愛読者たるに変りはなく、海野君に満腔の好意を持っていることを私は知っている。
 海野君の強さは、んなところにあったと思う。あの作品に通じている特色は、海野君の聡明さと、あの魂の美しさだ。
…………
 
 

 
 
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与謝野晶子詩歌集(11)

今日は「与謝野晶子詩歌集」その11を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
「花を見上げて」という詩が美しいです。今回のはいかにも明治大正時代の詩歌だなあーと思いました。骨董品を鑑賞するような、魅力もあるように思います。
 

花を見上げて「悲し」とは君なにごとをひたまふ。
…………
 
 

 
 
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白痴(19) ドストエフスキー

今日はフョードル・ドストエフスキーの「白痴」その19を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 

この訪問は彼にとっては危険を帯びたものであった。
 
といった文章で始まる今回の物語なんですけど、主人公のムイシュキン公爵はついに、暴漢ロゴージンの邸宅を訪れます。公爵は、冒険者みたいな役割も担っていて、その無垢な性格で、どんなところにも入ってゆくという印象があります。小説といえば、探偵とか刑事とかが居て、そのおかげで、いろんなところに潜入できて物語が奥深くなってゆくんですけど、ムイシュキンは無垢であるからこそ、どこでも勝手に歩けるわけで、特別なところまで入ってゆける。
 
 
ムイシュキンは、ほんらい見つけられないはずのロゴージンの住み家を一瞬で見つけてしまう。そういう超越した知力を彼は持っている。
 
 
暴君ロゴージンとナスターシャは結婚する可能性が高いんですが、非常にややこしい状態になっていて、この2人の間に立っているのが、異人のような存在のムイシュキン公爵です。彼は、ナスターシャがとても混乱をしているから、無理やり急いで結婚をするのは勧めず、彼女はいったん外国で保養をしたほうが良いと考えている。公爵は、結婚の邪魔はしないのですが「君といっしょになるのはあの人の破滅だ」と……「君にとってもまた破滅なんだ」と何度も忠告をしている。ふつうは……考察をせずにただ邪魔をするっていうことが現実には多いと思うんですけど、公爵はまるで逆で、普通じゃ無い。公爵の知力は、飛躍しているところがあって、予言的なことを急に言うんです。
 
 
「おまえを引っつかまえ何か毒でもくらわして殺してやりたかった」とさえ言うような暴君ロゴージンの前で、公爵はこう述べます。

僕はあのひとを『恋で愛しているんじゃなくて憐憫れんびんの情から愛している』んだよ。
 
結婚寸前の男女の間に入って、非常に危険なことを言っています。ムイシュキン公爵は、保身ということを考えないで、大事だと思うことをはっきり言う人なんです。だからこそ、あらゆる人から好まれているわけですけど……読んでいるだけでおっかない。
 
 
ロゴージンの凶暴さは、ものの考え方からにじみ出しているように思うんです。「おれはあの女に憐憫なんて少しも感じないんだ。それにあの女は何よりもひどくおれを憎んでいるんだ」と述べるんですが、混乱をしているフィアンセに対して、あり得ない心情です。普通なら、婚約を解消して無縁にならなきゃいけない。けれどもロゴージンは大金をかき集めるように、憎しみを自分の手元に集めてゆくんです……。話しを聞いていると、もう既に、ナスターシャに対する暴力が行われていた。
 
 
ドストエフスキーの父は、村人たちとの諍いの末に身罷った……ということを考えながら読むと、ロゴージンの人格の異様さにどうして自分たち読者が引き込まれてゆくのか、その理由が判るような気がしました。
 
 
次回に続きます。
 
 

 
 
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恋愛論 坂口安吾

今日は坂口安吾の「恋愛論」を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
坂口安吾は、題名がいつも直接的すぎてギョッとするんですけど、今回も面白い随筆でした。坂口安吾の文章は、レトリックとユーモアに溢れていて、普通の日本語とまったくようすが違うんです。最初の三行がすごいです。戦後2年くらいで発表されたもののようです。 
 
 
戦後には、日本語の整理というのが行われて、それで旧字が簡潔に書ける新字体に改められて「體」という文字は「体」に改められていった時代で、文章が読みやすくなっていったんですけど、坂口安吾は日本語の不味い特徴をこのように指摘しています。

日本語の多様性は雰囲気的でありすぎ、したがって、日本人の心情の訓練をも雰囲気的にしている

実はわれわれはそのおかげで、わかったようなわからぬような、万事雰囲気ですまして卒業したような気持になっているだけの、原始詩人の言論の自由に恵まれすぎて、原始さながらのコトダマのさきわう国に、文化の借り衣裳をしているようなものだ。

まさに自分が陥ってしまっていることを論じていて、みごとな指摘だなあと思いました。坂口安吾を読んでいると、現代の優れた小説の、骨格とか土台とかが見えてくるように思うんです。坂口安吾は「人間の生活というものは、めいめいが建設すべきものなのである。めいめいが自分の人生を一生を建設すべきものなので、そういう努力の歴史的な足跡が、文化というものを育てあげてきた。恋愛とても同じことで、本能の世界から、文化の世界へひきだし、めいめいの手によってこれを作ろうとするところから、問題がはじまるのである。」と指摘している。論理的な人だと思いました。
 
 
「人生においては」という書きだしから「物自体が詩である」に至るまでの文章が凄くて、衝撃を受けました。
 
 

 
 
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