青猫(1) 萩原朔太郎

 
今日は萩原朔太郎の「青猫」その1を公開します。縦書き表示で全文読めますよ。
 
 
萩原朔太郎は、大正時代の有名な詩人です。「月に吠える」がとても有名です。いろんな芸術家がこの詩集を愛読したのであります。今回は詩集「青猫」を全6回に分けて公開してゆきます。萩原朔太郎は不安や孤独について幻想的に描き出しました。ふだん詩を全く読まない、と言う人はぜひいちど、このもっとも有名な詩人に親しんでみてください。
 
 
萩原朔太郎は陰鬱な心情を詩情豊かに描き出した詩人で、寒気がするほど真に迫った詩、という特徴があると思います。この詩人にはどこか監獄の中で詩を書いている人、というイメージがあるんですが。
 
 
みよ すべての美しい寝台の中で 娘たちの胸は互にやさしく抱きあふ
心と心と
手と手と
足と足と
からだとからだとを紐にてむすびつけよ
心と心と
手と手と
足と足と
からだとからだとを撫でることによりて慰めあへよ
このまつ白の寝台の中では
なんといふ美しい娘たちの皮膚のよろこびだ
なんといふいぢらしい感情のためいきだ。
 
 


以下の「シンプル表示の縦書きテキスト」をご利用ください。(縦書きブラウザの使い方はこちら
https://akarinohon.com/migration/aoneko1.html
(約28頁 / ロード時間約30秒)
モバイル対応テキスト版はこちら






明かりの本は新サイトに移行しました!

URLの登録変更をよろしくお願いいたします。



明かりの本 新サイトURL

https://akarinohon.com

(Windowsでも、なめらかな縦書き表示になるように改善しました!)

appleのmacやタブレットやスマートフォンなど、これまで縦書き表示がむずかしかった端末でも、ほぼ99%縦書き表示に対応し、よみやすいページ構成を実現しました。ぜひ新しいサイトで読書をお楽しみください。











 ここからは新サイトの「ゲーテ詩集」を紹介します。縦書き表示で読めますよ。
 幼かった頃の夢想のことを、ゲーテは「黄金の空想よ」と記します。ゲーテの詩には、神話的なものと理知的なものが混在していて、これが魅力のように思います。ゲーテはゲルマン神話と、とくにギリシャ神話の影響が色濃いようです。
 この詩集は生田春月が翻訳をした作品です。ゲーテは政治家としても活躍し、かのナポレオンからも尊敬されていた作家で、その言葉を詩で楽しめるというのは、なんだか嬉しいように思います。

  

縦書き文庫の装画
装画をクリックするか、ここから全文を読んでください。 (使い方はこちら) (無料オーディオブックの解説)
(総ページ数/約10頁 ロード時間/約10秒)
 
『ゲーテ詩集』全文を読むにはこちらをクリックしてください













top page ・本屋map ・図書館link ★おすすめ本 ★書籍&グッズ購入